経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

TOPIXと日経平均

今年の株価は上昇して始まった感じですね。大発会だった1月4日は、私は、株価が「上がった」と思っているからです。

何を言いたいかお分かりになった方もおられるかもしれませんが、1月4日の日経平均は下がっています。1月5日は上昇しましたが、2023年末までは回復しておりません。しかし、TOPIXは上がっています。そして、私の持ち株の株価は総じて上がっています。このような場合、TOPIX日経平均、どちらが全体の動向を把握できる実態に近いと感じるでしょうか。

まずはそれぞれの指標の意味について触れましょう。日経平均は、東証PRIME市場に上場している会社のうち、各業界を代表する225社の株価によって算定される指標です。一方、TOPIXは、東証に上場している会社のうち、PRIME市場を中心とした、時価総額(発行株数✕株価)が少ない会社を除いた多くの会社の株価によって算定される指標です。

では、東証上場会社は何社あるかご存知でしょうか?2024年1月現在で、全体で約4,000社、PRIME市場で約1,700社とのことです。

金融機関の方との話題で出てきたり、ネット等で株価のページを見ればまず目に入ってくるのは日経平均だと思います。しかし、日経平均は、対象社数が少ないだけに、特定の銘柄の株価に影響されすぎるきらいがあります。主にハイテク企業等の株価がすごく高い会社(値がさ株)の影響です。

勿論、日経平均は長く使用されてきた指標ですし、一概に否定するつもりはありませんが、多くの銘柄に分散投資する、或いは流行りの投資対象をターゲットにしない方にとっては、日経平均よりTOPIXのほうが全体の動向を測るうえでは適していると考えております。従って、今では、私は日経平均はあまり見ませんし、重要視しません(もちろん、NT倍率のような指標も使いません、というか、テクニカル指標の類は基本見ません)。

なお、私の考える「全体の動向を測る」意味は、例えば、TOPIXの一定期間の状況と比べて明らかに下落が激しい銘柄があれば、まだ公表情報になっていないその銘柄特有のネガティブな要素があるのではないか、と考えたりする、そのきっかけを得るものです。

ここ数年株を取引きしていて、配当重視の投資先選定をしている私が、持ち株の株価動向と日経平均動向を見続けて感じたことを率直に描いた次第です。