経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

経理に向いている人

今回は、私が考える「経理に向いている人」はどのような人と考えるか、を話します。

まず必要なのは数字にアレルギーがない人。高度な計算式や数学の専門的な知識が必要なわけではありませんが、中学レベルの数学がある程度こなせれば大丈夫でしょう。「会社四季報」という辞書みたいな本が本屋さんに売っていますが、それには上場している各会社の業績等のデータが会社ごとにびっしり書かれています。就活生は試しにその本を読んでみて、内容に興味が持てるか(就職先選びに活用できそうと考えられるか)どうかで適性を測っても良いかもしれません。

次に、我慢強い人。これは、同じような作業を毎月しなければならないことに対する我慢強さ、税務調査等で調査官から次々と来る資料提出等の要求に耐える我慢強さに加え、絶対に間違ってはいけない外部開示資料を作成するプレッシャーに耐える我慢強さがあります。

あと、これは異論が多いかもしれませんが、現状を変えようという意欲のある人。IT技術の発達により、経理業務も継続的に変化しています。それについていけるだけでなく、寧ろ先取りして業務改善につなげる力が求められています。

あれ、最も必要なのは正確さじゃないの、と思われる方もいるかもしれませんが、私は、必要なレベルの正確さは真面目に仕事をしていればそれなりに身につくと考えています。

あれば良いのはコミュニケーション力。ただ、これはどの業務にも必要なので、経理だけ特段どうということはないと考えます。

会計税務知識やエクセル等パソコンテクニックは、心配しなくても、意識して仕事に取り組んでいれば正確さと共に自然と身につくと思います。

かく言う私は、数字には比較的適性あり、現状を変えようとする性格である反面、我慢強さは全くなし、正確さ・会計税務知識・パソコンテクニック全部無しで就職しましたが、経理として30年近くやって行けてます。

就活時には、自分はどのような仕事が向いているのだろうと悩む方も多いと思いますが、私の意見も一つの参考としていただければ幸いです。