経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

自民党総裁選を受けて

本日の内容は若干センシティブかと思い、記事にしようか迷いましたが、日記として後で振り返りたいという思いもあり、敢えて書きたいと思います。不愉快な内容もあるかもしれませんが、ご容赦ください。

昨日、自民党の総裁選が実施され、私の予想に反して石破さんが総裁に選ばれました。その後、円相場が4円近く円高に振れ、日経平均先物も△2,000円以上値下がりしました。これは、ある意味当然の結果と思っております。

まず最初に、私の政治信条を簡単に触れておきますと、私は日本という国が好きですし、保守的な考え方だと認識しております。日本の伝統を守るという立場から選択的夫婦別姓や「女性宮家」には原則として反対しております。従って、そういう面かららも、今回は高市さんに自民党総裁になっていただきたかったという面はあります。

しかし、極端なことを言ってしまえば、上記のことはどのようになっても私たちの生活に直接的な影響はすぐには出ないでしょうから、「どうでもいい」ことになります。私たちにとって一番大事なことはやはり経済政策です。

石破さんは経済政策には疎いという評判がありますが、私にとってそれよりも重要なのは、彼の発言を見ている限り、彼は緊縮財政派と思われる、ということです。金融所得課税強化や法人税等の増税派という面があるように思われますが、財務省の手玉に取られて消費増税までしかねない危うさを感じてしまいます(立憲民主党の代表が野田さんになったこともその不安に拍車をかけます)。金融所得課税強化をされるのは、これから早期退職し金融資産から生み出される収益をベースに生活していこうと考えている私達からすると、正直困ることですが、それは問題の本筋ではありません。問題の本筋は、増税路線を取ることにより本格的な景気悪化に突入し、ひいては私たちの生活に経済面からの悪影響が出ることです。今回の自民党総裁選の結果は、その可能性が高まったと私は評価しております。なお、このような意味でも今回は高市さんを応援しておりました。

ただ、逆を返せば、もうしばらく働き続ける(=労働収入があり、投資余力ができる)予定の私にとっては、株式市場の下落は大きな仕込みチャンスと捉えることができます。折しもアメリカでも大統領選挙が行われております。どちらにせよこれからは政治的なイベントにより株式市場が大きな影響を受ける可能性がある時期となります。私としては、どちらかというとネガティブな影響が出るのではと考えております。極端なことを言えば、リーマンショック前夜の2008年と同じような雰囲気を多少感じております。とは言え、一時的なマイナスはあるでしょうが、いずれ回復することを念頭に、仕込みチャンスを慎重に見極め、時が来れば果敢に行動する準備を整えたいと考えております。

石破さんは総理大臣になりたかったのでしょうから、今回自民党総裁に選出されたことはお祝いいたしますが、リズ・トラスのようにならないよう気を付けられることを願っております(トラスの場合は減税ですが・・・)。