経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

私の立場は厳しく指摘する立場ではあるのですが

最近会社のNO.2の方との関係が微妙です。

この方は以前私が辞めると言った時も何度も説得しようとしてくれ、一貫して私のことを買ってくれている方であり、私も感謝はしているのです。

私は現在、その方の管轄する部門の一つに問題を感じております。その部門は高い予算を立案し、達成に向かって頑張っている、と言い続けるが、結果は惨憺たるもので、予実の乖離が大きく出ております。かといってそれを指摘しても今後の予算を見直す感じでもなく、ひたすら頑張る、頑張っている、達成をあきらめていないと繰り返すばかりで、業績予想を作成する立場の私はたまりかねて、細かいところから理詰めで追求し、達成を疑問視する態度をあからさまに取っております。おかげで私はその部門から大層嫌われているでしょう。

でも、そんなことはどうでもいいのです。経理や経営企画の方はよくご理解されているでしょうが、我々の役割としては、嫌われても言うべきことは言う、嫌われてなんぼというところがあるからです。嫌われることを恐れて言うべきことを言わず、結果として会社を窮地に追い込んでは意味がありません。そりゃあ私だって嫌われるのは嫌ですよ。いい顔して人気者でいられるならそちらの方が良い。でも、会社がどうにかなって困るのは社員全員になるのですから。そのような使命感を持って仕事と向き合っているつもりです。

そのNO.2の方は、私のその態度についてはよく理解されているのですが、「そのように言うのはalagataの役割」というように丸投げしているところを最近感じております。つまり、自部門の方々に嫌われるのは嫌なので、高いと思っても最終的には自部門の方々を「信じて」そのまま予算を通す、という態度なのです。恐らく自分が通しても最終的に私がストッパーになるから良いだろう、という感覚ではないかと。

先日、そのあたりの姿勢について指摘したところ、結果としてその方と口論となってしまいました。最終的には社長が取りなしてくれて(表面上は)雨降って地固まるといった雰囲気になってはおりますが。

見ていると、その方は下の方に嫌われることを極端に恐れているようにも見えます。結果として私からは部下を「野放し」にしているように見えたりします。勿論部下を信じて任せることは重要だと思います。しかし、それで良い結果が出ないのであれば、姿勢も含めて是正をかけるべきなのではないかと考えずにはいられません。

恐らくその方の基本スタンスはそのようなものなのでしょう。今になってようやく気付きました。社長は将来この方に会社運営を任せたいと考えておられるようですが、そうなると私としては心配しかありませんし、私の立場としては今後ますます心的負担が大きくなることが容易に想像できます。

最近は社長の私への態度が良い方向に変わったと感じており、社長のご期待に添うべくこのまま働き続けるべきかどうか迷いが生じていましたが、このことを認識してからはそのような迷いもなくなってしまいました。先日の口論は、これから今後1年半ほどの期間で私の業務をスムーズに引き継げることを中心に考えていきたいと心に決めた出来事となっております。