経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

困った部下

今年度から私の部下になった人の中に、周りからものすごく頼られている人がいます。フットワークが軽いのと、融通を利かせてくれるので、みんな重宝しているようです。

私も以前からその方を知っていますし、周りから頼られているということから「優秀な人」という認識でいました。異動で部下になってくれる時には心強く思ったものです。

その方はシステムも得意であり、社内システムの構築にもメインで携わってくれており、そのシステムは順調に動いているように見えます。

つい先日、その方から相談を受けました。「今自分がやっている仕事のうち、今後どの部署がすべきか決めるべき業務がある」とのことです。

聞いてみると、当社の扱っている商品が有利になるような制度の設定を業界団体に働きかける、といった内容です。確かに、それが実現すれば当社にはメリットがあるでしょう。しかし、同様の製品を作っている競合他社にもメリットがあるものになります。設定が実現した後、当社が適用を進めず、他社が積極的に進めるようなことがあれば「敵に塩を送る」だけになりかねません。

せめて適用まで自分でやって、業務を標準化した後に相談してくれれば良いのですが、そうではなく途中で放り出すような形に私は見えました。

実はその人が移動してきた部署は全社的な業務の標準化も担当しております。システムを得意とするその方が異動になるのは最もだと思います。しかし、上記のやりとりで、その方は標準化ができない人だと認識しました。

よく確認すると、その方がメインで導入したシステムも、運用ルール設定が後回しになり、その方が何とか回している部分ごあるようです。こうして仕事の属人化が進んでいく訳です。このような傾向は会社規模が小さくなるほど現れるような気がします。

困るのは、このような方は一見優秀見えることです。しかし、業務を仕組みで進めたい私から見れば大変困った部下となり、今後どのようにコントロールしていこうか悩んでいるところです。