経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

整理できない人

私は、優秀な人の最低条件は「整理ができる人」と考えています。中には整理しなくても何がどこにあるか直ぐに分かる方もいるかも知れませんが、寡聞にして私の短い人生の中ではそのような方に出会ったり話を聞いたりしたことはありません、多分。

色んなものが整理されているということは、自分の考え等も整理されていて、多くの質問に対して直ぐに自分の意見を言える状態だと思います。整理されていなくても核心が突ける発言ができる人は天才と言えるでしょう。当然ながら凡人である私はそのようなことはできないので、一生懸命整理してできるだけ直ぐに色んなものを取り出せるような状態を作ろうと努力をするわけです。

このような私から見て、「少しは整理しろよ」と思う人が周りに何人かいます。前にも触れたかと思いますが、私の同僚で整理しない人がいます。その人は歳はアラフィフで、経理のある分野を中心に仕事をしてきた人です。ある程度知識があるのは分かるのですが、仕事は雑との評判であり、実際ミスや漏れが多発します。ミスや漏れが起こりにくい方法を具体的に説明したり、たまには整理したら、と言ったりしているのですが、プライドがあるからか聞く耳持たずです。いや、一度整理したことがあるのですが、その方法が、溜まった書類をまとめてそのままキャビネットに入れる、というもの・・・直ぐに止めました。それ、見えなくなるだけだし、多分そのまま忘れるから却って質悪いよ、と。

ミスや漏れを少しでも減らす努力ができない人は、その時点で経理マンとして致命的だと思いますし、この分だと私生活も色々とっ散らかって大変なのではないかと心配してしまいます。私が心配することではないのですが。

最近分かったのは、その人はどうにも整理できない人なのだ、ということです。私だってがさつですし、整理が得意とは言えないのに、訓練によりある程度できるようになったと考えているのですが、「整理できる」というのも一つの能力なのかな、と、その人を見て感じずにはいられない今日この頃です。