経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

退職後は嫁さんが確定申告をした方が税金が安くなる場合があることに気づきました

何か思いついた都度、退職後の資金シミュレーションを行う辺りは経理マンの性(さが)のような気がします。収入側のメドが立ちつつある最近は、専ら税金と社会保険料の支出を減らすためのシミュレーションを行っております。

いくつかのシミュレーションを行った結果、重要なことは、「如何に税金を抑えるか」より「如何に社会保険料を抑えるか」が大切だ、ということに気づきました。節税をしたところで、それ以上に社会保険料が上がれば意味がありませんからね。

そして、社会保険料を抑制することの大敵は、個人事業主等になり、国民健康保険及び国民年金に加入することだと分かりました。ですので、私の場合、如何に個人事業主にならず、或いは働いている会社の社会保険に加入している嫁さんの扶養に入るか、が一番のポイントになるように思います。

先日記載した通り、退職後も今の会社から業務委託を受けられるようであれば会社を設立するつもりなので、そういう意味では嫁さんの扶養には入れませんが、自分の会社の社会保険に入ることになるので、安心して節税のみを考えることができるわけです。

そこで考えたのが、嫁さんだけ確定申告をする、ということです。嫁さんの労働収入は所謂「年収103万円の壁」の範囲内であり、現在は私も配偶者特別控除を取れている状態です。しかし、私の退職後は、たとえ会社を設立したとしても私の給料は今よりかなり少なくなるので、配偶者特別控除を取る「うまみ」がなくなります。一方、配当収入を含めた嫁さんの労働外収入は現状約200万円/年あり、現状はこれに約20%の源泉分離課税が課されています。ですので、確定申告すると配当所得は10%の所得控除が受けられますし、税率自体も所得税は5%(つまり住民税を加えても、源泉分離課税の約20%より低い15%程度になる)の範囲で収まりそうです。その上、来年度より壁が103→123万円と増額される為、その控除枠を使った方が得になると考えたわけです。試算すると、これで年間12万円程度は節税できる計算です。つまり1万円/月のキャッシュ改善です。これは何気にでかい。

まだ会社を辞めるのは1年程度先になるのでどうなるか分かりませんが、これからも色々シミュレーションしてより良い形を準備できれば、と考えております(なお、上記は私が会社から業務委託を受けられなくても選択できる可能性の高い節税手段と認識しております)。