会社の最寄り駅から会社までの間に比較的大きな川があります。大きな川なので、橋はそれほど多く架かっていません。
私が毎日渡る橋には両側の川沿いに道があり、つまり橋の両端に交差点があります。渡り切った会社側(出口側)の信号は、右折レーンがないこともあり、多くの車が橋の上で信号を待つことが朝夕の混雑時にはあります。しかし、クロスする側(川沿い)の道はさほど交通量も多くなく、赤信号で待つ車は殆どいません。ですので最初は「信号切り替え時間の設定ミスやろ、もっと橋側の青信号を長くすべきやろ」と思っていました。
しかし、よく見るとそうではないことが分かってきました。駅側、つまり橋の入り口側の交差点もよく混み、下手をすると橋の上全体が入り口から出口まで渋滞になる事があります。そのような状況が発生しても、入り口側の車を交差点のどちら側からもある程度橋に進入出来るようなタイミングで信号が変わるように設定されていることに気付きました。
それに気付くまでは、橋の上に車が多く止まっているのを見る都度イライラしていましたが、気付いてからは「よく出来てるなあ、確かに両方から同程度車が入ってる」と心穏やかに渋滞を見ることが出来るようになりました。
物事は一部分だけを見て判断するのは良くないことを、このようなことで再認識させられた訳です。
しかし、自分の生活に影響のない渋滞を見てイライラする自分にも困ったものです。