最近の業務ウエイトから私は最早経理マンとは言えないような気がしますが、たまには経理マンみたいなことを書いてみみむと思います。
経理マンにとって最大のイベントはやはり決算でしょう。特に年度決算は株主総会(有報提出)までの約3ヶ月の間、気が抜けない日々が続きます。当然のように事前準備が重要になってきます。
私の持論として「決算は決算前が勝負」というものがあります。決算期間に入ると多くの作業がありますので、まず、決算期間後にしかできないことと決算前にもできることを切り分けて、決算前にできることを計画的に実施します。
また、今は何もないが決算時に顕在化する問題等は先に対処します。問題を網羅的に認識し、会計士や経営層等関係者には事前に落としどころを合意しておき、作業ベースまで落とし込み、関連数値が確定次第すぐ対応できるように準備しておきます。特に今回からの変更点は要注意。
決算作業自体の継続的な効率化も重要です。時には、決算時の10分が通常時の1時間より貴重だったりします。従って、作業の効率化は終わることなく取り組むべき課題です。
更に、担当分けも重要です、急な休みにも対応できるよう、厳しい日程の中である程度余裕を持った体制を組むことを心がけます。
つまり、決算の成否は、決算時の業務の山を如何に突き崩して平準化するかにかかっていると言っても過言ではない、と考えております。
慣れていない人は「決算始まるから、今のうちはのんびりしておこう」と考えるかもしれませんが、私はそういう時こそ決算にとって大切な時なんだよ、と申し上げたいです。