経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

経理マンのこだわり(0と-、1000という表示)

昨日は日銀早期マイナス金利解除観測に伴い円高に振れた影響か、結局TOPIXも下げて終了しましたね。私の持ち株は、全体としては少し上がりましたので、連動しない日でした。さすがに株価の上昇もこの辺で息切れかな、と思っています。明日からは最新の個別銘柄決算を中心にお話したいと考えておりますので、本日も経理関係の話をします。

経理マン、特に開示業務を担当すると、金額等の表示方法についてこだわりが出てくる傾向にあると思います。本日はその一端を記載したいと思います。

皆さんは数字の表で「0」と「-」の表記の差に気づいたりしますか?実は、決算短信等の開示書類上は異なる意味を指します。決算短信は普通100万円単位、切り捨てで表示されることが多いです。この場合、「0」は1円〜999,999円のいずれかを指し、「-」はゼロを意味します。因みに、-999,999円〜-1円は「△0」になります。

だから何やねん、と思われるかもしれませんし、実質的な意味は殆ど変わらないのですが、経理マンにとっては重要な場合があります。金額が発生していないと思って書類を作成したが、実は1円発生したとなると、表示を「-」から「0」に変える必要があり、つまり資料を修正する必要が出てくる、というわけです。外部公表資料を公表後に修正するのは非常に格好悪いですし、会社の信用度の悪化にもつながりかねません。そうして、表示には極めて注意するようになり、普通の人にはよくわからないこだわりを持ってしまうことになります。

また、「1000」「1000000」という表示が気になるようになります。経理の資料は千円単位或いは先程申し上げたように百万円単位で表示することが多いです。従って、「1000」「1000000」ではなく「1,000」「1,000,000」と表示させないと気が済まなくなります。つまり、カンマ1つで千円、2つで100万円、3つで10億円とすぐ分かるような表示です。

他にも、上にも書きましたマイナス表記、数字の全角と半角、漢字とひらがな、「及び」と「並びに」等、普通の人にはどうでも良いような妙なこだわりはどんどん増えていきます。この辺については、書くことが無くなったら、詳述してみましょうかね。

いよいよ本格化する決算発表、このような点に注目して決算短信を見てみても良いかもしれません(投資対象選定の足しにはならないですが)。