経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

早期退職の「疑似体験」

私は今までに早期退職の「疑似体験」を2回しています。夫々1ヶ月足らずですが。

私は転職を4回しておりますので、辞める時の有給残状態や有給買取制度の有無によって、比較的長期の休みを取ることになります。その結果として30代半ばと1年弱前に体験をする事になりました。

30代半ばの頃は、記録がないので分かりませんが、金融資産は少なくとも5千万円ほどはあったでしょう。しかし、持ち家はなく、子供は2人目が生まれるという状態でした。海外からの転職だったので、帰国後妊娠中の嫁さんと上の子供を嫁さんの実家に預け、20日程自分の実家で過ごしたのですが、最初は楽しかったです。寝たいだけ寝たり自分のしたいことをして10日ほどは過ごしました。が、だんだん退屈になり、朝早く起きて遠くまで散歩したり、近所のファミレスで何となく夜ご飯を食べる等別にしたいと思わないことをした挙句、逃げるように実家から転居先に行き、早く出勤日が来ないかなあと考えていました。

その時は40歳で仕事を辞めるつもりでいたのですが、この体験を期に、本当に辞めて良いのだろうか、と深く考え続け、結局40歳で辞めることを選択しませんでした。ま、それ以前に、転職直後にリーマン・ショックが来て、資産が大ダメージを食らったのが要因としては大きいですが。

これに対し2回目は、20日弱を毎日楽しく過ごしました。会社に行くときと同じ時間に起きて朝食や家事の手伝いを済まし、株価をチェックしたり天気の良い日は近くの低山に登ったりし、休みが終わるのが少し名残惜しかったです。

結果的に、30代で辞めず、今辞めようとしているのは正解なのかな、と思います。30代の頃は財務基盤も脆弱で、やりたい事もしっかり定まっていなかった為早々に飽きを感じたのでしょうが、今はそのイメージがある程度はっきりしている為、今なら早期退職生活に順応できると(根拠は薄弱ですが)感じております。

私の場合、数度にわたる転職により退職金は微々たるものになりましたが、自分の市場価値を知る以外に早期退職後の生活を「疑似体験」するという意味においても、転職を経験することは早期退職を目指す人にとっては悪くないと考えております。