経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

辞める人、辞めない人

本日の記事は、私の経験から来る思い込みであることを予め申し上げておきます。

alagataは4回転職をしております。つまり、「会社を辞める『達人』」と言えるかもしれません。自身でも会社を辞めてきて、また何人も会社を去っていくのを目の前で見てきた経験からすると、辞める人、辞めない人にはある特徴があるように思います。

実際に経験した話を書きます。過去に行われた歪んだ組織変更に伴って発生しているの業務の切り分けの問題を適正化するために、ある人(前者)を本来あるべき部署に異動させようとしたところ、その人が新たに上司になる人が嫌だから今の部署のまま仕事をしたいと言い出しました。もし受け入れられないなら仕事を辞めることも考える、と。私は上司とも相談し、人不足の今、比較的長年働いてきたその人を失うのは勿体ないが、その一方でその人の要求をそのまま受け入れると会社としての秩序が保たれないということで、辞められることをある程度覚悟のうえで、その人を今までの経験とは異なる全く他の部署への異動&総合職から専門職への変更、という案を提示しました。本人は納得していないらしく、最初は転職を匂わしていましたが、最終的には会社案を受け入れ、今は普通に何事もなかったように移動して働いています。

実は同じ時期に同様の異動を持ちかけた人がいました。その人(後者)は特に何ということもなく異動を受け入れてくれました。かに見えたのですが、ある日突然退職届を出してきました。そして説得にも関わらず淡々と引継ぎを行った後退職してしまいました。

私はこの二人に異動の話をした時に、別々ではありますが同じように話をしたつもりです。自身の今後のキャリアを考えてほしいこと、そのために会社としてはできることはしたいということ。更に、前者に退職をほのめかされたときには、上司としては残ってほしいが、一人の人間としてはご自身の決断を尊重し応援する、私も実際そうしてきたから、ということを申し上げました。結果どうなったかというと、前者は辞めず、後者は私の言葉をきっかけに自分の今後のキャリアをよく考えた結果、転職が望ましいという結論に至ったということでした。

上記が端的な例のように思います。つまり、本当に辞める覚悟のある人はそれを匂わせず決断してから会社に伝え(だから会社は突然のように感じる)、何を言われても心変わりしない、逆に辞める可能性を匂わせたり言ったりする人はまず辞めない、ということです。勿論すべてがこのパターンとは限りませんが、経験上このような傾向があるように感じます。やはり転職というのは人生にとっての一大決心ですから。周りから見ればどうか分かりませんが、私もこのようにして転職してきたつもりです。

ただし、転職も数回目になり、それなりに重要なポジションに就くと、突然辞めると会社に迷惑をかける可能性があると考え、最近は気を遣って小出しにするようにしております。それが良いことかどうかは分かりませんが、もし感づいて何か対応してくれたら、という淡い期待がなかったと言えばウソになります。

部下に退職されるのはダメージが大きいものなので、何らかのサインが出ていないか気にしながら日々部下と接しております。でも、このような生活もあと少しで終わりですがね・・・(逆に部下を驚かせることになるかもしれません)