経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

経理の仕事の種類

最近経理に関する記事が全くないな・・・と気づいたので、久々に少し書いてみます。まだ働いているので、記載が憚られることが多いことを気にしているだけであり、決してネタ切れになったわけではないので。

皆さんは経理の仕事にもいくつか種類あるのはご存知でしょうか。過去の記事をご覧いただいた方々の中には何となく分かっておられる方もいると思います。

まず、経理系の仕事は大きく分けて、経理と財務があります。経理というのは、端的に言えば会社のお金の動きを正しく記録する役割、財務と言うのは会社のお金の出入りを管理する(金融機関とのお付き合い)、という違いがあります。つまり、経理は実際のお金を扱うことはあまりない、と理解していただいてもあながち間違いではないでしょう(厳密に言うと少し違いますが)。

その経理の仕事ですが、更に細分化すると、主に以下のようなものがあると思います。

①会計(含連結決算)

②税務

原価計算(工場経理

④資金

①②③については、以前記事にしたこともありますので、詳細はそちらをご覧いただければ、と思いますが、それら以外にも、売ったもののお金の回収や買ったもののお金の支払い実務を管理するという仕事もあります。つまり、記帳したお客様から回収する予定のお金が期日通り、正しい金額で入金されているか確認する、という内容になります。

会社が大きくなればなる程それぞれの仕事量が多くなるため、上記の区分が厳密にされるようになります。つまり、担当部署がより細分化されます。ですので、結果として大きな会社に経理として入社しても、経理のことを幅広く経験することなく定年まで勤めあげる、という可能性もあります。

また、経理を経験した人間は親和性の高い他部署への異動も良くあります。代表的なのは⑤経営企画になりますが、これも以前の記事で触れたことがありますね。その他には、大きな会社では複数事業部があり、その場合事業部ごとに⑥企画管理を司る部署があるため、その部署への異動も発生します。経営企画や事業部企画管理は金額や数値を扱うことが多いため、経理での経験が生かされることになり、経営企画や事業部企画管理での会社の事業や方向性の経験が経理に戻れば生かされる、ということになります。また、⑦海外の子会社への出向もあります。海外では日本より不正が発生する可能性が高い場合もあり、経理部門に日本人を派遣することが多いです。

私の場合は大きな会社で③原価計算、②税務を経験し、⑦海外を経験した後に少し小さな会社に転職して⑤経営企画、①会計を担当し、もう一度⑦海外を経験した後転職した小さな会社で①~③に加え④資金や財務、⑤経営企画も経験した、ということで、浅くはありますが、経理としてできる経験の殆どをしました。この経験は現在の仕事にも幅広く生かされており、また、投資家としての実績を築く基になっているとも言え、本当に幸せなことだと思っております。

就活生で経理を目指される方は、是非上記をイメージしながら幅広く経験することを目指してもらえれば、と思います。いつかは「良い経験を積ませてもらった」と思える日がきっと来ると信じております。