経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

結果責任と遂行責任

algataは上司をしております。上司の役割についての考え方は昨日述べましたが、今回は上司として部下に求めることを記載したいと思います。

仕事をする上で責任はつきものです。責任感を持たずに仕事をするということは、仕事をするということにならない、と私は考えております。では、「責任」とはどういうことか、ということがポイントになると思います。

私は、責任には2種類あると考えております。それが、表題の2つになります。「結果責任」は、行ったことによる結果を受け止める、ということです。それに対し「遂行責任」は、やると約束したことを誠心誠意行う、ということになります。私は、部下の方が負うべきは遂行責任であり、上司が負うべきは結果責任であると考えております。上司は部下のやったことの結果に責任を負うべきです。ただし、全ての責任を負うことはできません。なぜなら、部下の全てが上司の意に沿って、誠心誠意仕事に取り組むとは限らないからです。部下がいい加減なことをした結果、ことが上手くいかなかったにも関わらずその責任を上司が全て負う、なんて不公平だと思いませんか。

繰り返しになりますが、部下の方は、自分のできる範囲で一生懸命仕事に取り組む、ということが責任になると考えます。結果に対する責任を負うことは全くありません。リスクとしては、上司に叱られる、評価が下がり報酬が下がる、というものがあるにはありますが、一生懸命取り組んでいれば、それを上司がしっかり分かっていれば、基本的に大きなリスクはありません。それに、評価なんてものは一時的であり、どれだけでも挽回は可能です。ですので、部下の方には何も心配することなく、仕事に専心してもらいたく思います。

私が上記のように思えるようになったのは上司になってからのことであり、それまでは自分が失敗してはいけない、自分が責任を負わなければいけない、と自分を追い詰めていた部分があります。しかし今では、部下の方には安心して色んなことにチャレンジしてもらいたい、結果責任は私が取るからしっかりと遂行責任を果たしてもらいたいと考えております(この通りしっかり実行できるか不安ですが、できるだけ有言実行できるように頑張りたいと思います)。