経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

富裕層、億り人

富裕層の定義は明確に定まっていませんが、野村総合研究所の調査では「純金融資産保有額1億円以上5億円未満」の世帯を富裕層としています。

「億り人」とは、「投資で億単位の資産を築いた人」という意味の言葉です。株やFX、仮想通貨などに投資することで、1億円を超える儲けを出すことに成功した人々を指します。

調べると、それぞれの言葉は上記のような定義のようです。なぜこのようなことを書いたかというと、このブログをご覧になっている方は想像つくかもしれませんが、私は富裕層の定義に当てはまります。億り人に当てはまるかどうかはよく分かりません(「1億円を超える儲けを出すことに成功した」かどうかは分かりませんし、今となってはどうでもよいことですので)。

私が「富裕層」になったのは今から数年前です。今までにも記載した通り私は投資で大きな失敗を2度しておりますが、その後は冒険もせず外債中心の運用及びコツコツ貯金を続け、アクティビストに触発され日本株投資を再開した結果、大台に乗ることになりました。その後、株価は大きく値上がりし、富裕層としての状態を盤石な状態にして今に至っております。

一方、収入については、大台に乗った頃にはせいぜい税前200万円/年程度でしたが、その後、配当狙いの銘柄選定をおし進めた結果、現在では仕事を辞めても資産が減ることはないと思える程度の収入を確保している状態です。ただし、その大半は配当収入であり、投資先の業績悪化に伴う減配も発生し得るため、この収入があることを当然とは考えておりません。

このような状態になると、会社では周りの人とお金に関する話はなかなか合いません。先日も私の上司が、株価が上がって今月20万円儲かった、これが続けばいいのに、と喜んでおりましたが、私は毎日100万円程度評価額が上下する状態が当たり前なので、自分のことを話すこともできず、それは良かったですね、と言うのがやっとでした。また、いつでも会社を辞めてもいいと思っている、といったことを親しい人に話した時には、しばらく休んで次の働き先をじっくり探すのも一つだね、といったことを言われ、私はもう働かない、という意味で言ったのに、普通は働けるまで働き続けることが前提なんだろうなと思いました。しかし、こんな状態であっても、私のお金の使い方は会社の人よりも吝嗇です。もっと使うようにしなければ、とは分かっているのですが、しみついた癖はなかなか抜けません。

ネットニュースなどで紹介されている「投資で成功した人」の中には、自分よりも資産額や収入額が少ない人もおられ、それだと私も自分の投資術を開陳できるのではないか、と思ってしまったりします(このブログでしていますがね)。

富裕層の世帯はは日本では全体の2%台のようですが、自分たちがそのぐらい特別な状態にいるような実感は全くありませんし、普通の人と同じような生活をしているつもりです。「純金融資産保有額5億円以上」の人たちを超富裕層と言うようですが、私は労働収入もそれなりにありますし、頑張れば死ぬまでには私たちも超富裕層に届くかもしれません。が、私は特に目指したいとも思いませんし、なったとしても結局は今の生活から大きく変わることはないでしょう。投資に対する意欲も若干薄れつつあり、はてさてどうしたものか、と当惑している今日この頃です。