経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

職場にいる「どろぼう」

今回は、皆さんも職場で感じることが多いことではないかと思うことを書いてみます。

少々過激なタイトルかもしれませんが、結論から言うと「時間どろぼう」のことを指しております。つまり、あまり重要ではないことに時間をかける人に付き合わざるを得ない状況に追い込まれることが、職場ではままあります。

そのような人には、主に以下のパターンがあるように感じます。

①会議などで論点からずれた事、或いはどうでも良い事に対するこだわりを発揮して議論を紛糾させる人

②相談と称して仕事に関係する人間関係についての愚痴を延々と訴えてくる人

③意義の低い作業を(意義をしっかり説明できない作業で、説明が殆どなく)指示してくる人

上司という立場になると参加せざるを得ない会議が多くなるため、①の場合が多くなりがちです。私自身は、そうならないために、自分が提出する議題が会議の趣旨に合っているか確認したうえで、個別に根回し(事前調整)すべきことは個別に行い、資料は2日前には共有する等して、多くの人が参加する会議時間を極力短くできるような努力をしているつもりです。ところが、いくら準備しても想定していない質問や指摘はありますのでそう上手くはいきませんし、それに加えて①の人は必要以上に詳細や個別事象に入り込み、結論の導き出しからどんどん遠くに話を持っていきます。

②についても、上司にはよくあることで、色々なことに対応してくれる、と周りに認識されると相談が増える傾向にありますが、その中に往々にして愚痴が含まれることがあります。というか、人によっては愚痴のみという場合もあります。上司という立場としては、愚痴を聞くことによるその人の気分転換、或いは、人間関係を把握して少しでも改善できるように動く必要もあるため、我慢して聞いて、できることはすると約束するわけですが、聞く側も決して良い気分になるものではありませんし、やることが増えることになり、ストレス増加の原因にもなります。

③については、担当者の多くが感じることでしょう。私としては「なぜその作業をするのか」というのをゼロベースで確認・説明するようにしていますが、それでも自分の思い込みに気づかず作業をすることが往々にしてあるため、或いは上司に求めてもろくな説明がなく指示してくる人もいるため、なかなか止めるなり改善するのが難しい場合があります。

私が上司になって意識していることは、もし自分がいくら優秀であったとしても一人でできることは限りがあり、複数人で取り組むほうが当然ながら成果が出る、また、最初は頼りない人でも仕事を任せることによりできることが増え更に成果が上がる、という基本認識のもと、仕事全体の流れが極力スムーズになよう自分でできる調整は行う、ということです。具体的には、仕事の分担を任せる人の能力や期待値に応じて仕事時間がある程度バランスがとれるように調整する(ただし、能力が高く多くの分担を受ける人の評価を高くする)、以前お話しした根回しとスピードを駆使して私が望むように動いてもらうようにする人を増やす、ということです。自分が阻害要因になることもあるでしょうし、上司という立場になると、特に部下に対して自分の過ちを認めることが難しくなりますが、そこは極力素直に認められるようにしていきたいと思っています。「時間どろぼう」にそれを止めるように言うのは難しいですが、少なくとも自分が「時間どろぼう」にならないように気を付けたいと思っております。