経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

3つの意識

今回は、私が仕事をする上で持っている「意識」について記載したいと思います。これは以前私が勤めていた会社で言われていたことそのままなような気がしますが、私としては非常に重要だと思うので、ご紹介したいと思います。

表題の「3つ」は「問題意識」「危機意識」「当事者意識」の3つになります。

まず、「問題意識」については、現状に満足せず常に改善意識を以て仕事に取り組む、ということになろうかと思います。アンテナを張って周りを見渡し、問題だと思うことは他部署のことであっても指摘する、という意識は組織全体をよくする上では必要な要素と言えます。もちろん、他部署へ指摘する時は相応の配慮が必要になります。逆に、自部署や自分が指摘されたときは、思い込みを排除し素直に聞いてみる姿勢も必要だと思います。

次に、「危機意識」ですが、私は頭に(健全な)をつけて、「(健全な)危機意識」と考えております。危機意識は、簡単に言ってしまえば、スピード感を持ってことに対処する意識ということになろうかと思います。ただし、焦るあまり対処の方向性を間違えたり、却って傷口を広げる、といったことにならないように、焦りすぎないということも大切だと考えております。ですので、(健全な)という文言を追加しているわけです。

最後に、「当事者意識」ですが、これは他の人に任せず自分が対処する、という意識だと言えると思います。仕事をする上ではこれが一番難しいかもしれません。多くの組織では、言い出した人がその問題を解決する担当に祭り上げられるという傾向があり、自分の仕事を多く抱えていると、本来の仕事に手が回らなくなると困るから、何とかしなければならなと分かっていても言い出さない、ということになります。私は、このような傾向が、結果として問題への対処を遅らせ、手の付けられない大問題になって顕在化する、というパターンに陥る可能性があると考えております。しかし、大きな問題であればあるほど、そう簡単には解決しません。従って、当事者意識を持ちながら、粘り強く問題に対処していく姿勢が重要となってきます。

これらの意識を常に持ち事に当たることは、時に非常な困難にぶつかり、自分は損な役回りだと思うことも多々ありますが、その分前進したときの周りの自分への見方は変わることになるでしょうし、何より「何かを成し遂げた」「会社を通して社会に貢献した」「自分の能力・経験が増えた」という満足感は高くなるでしょう(私は仕事はお金を稼ぐためだけに行うのは勿体ない、どうせなら何らかの満足を得られるようにしたい、という考え方ですので)。

格好いいことを書きましたが、これを実践するのは至難の業だと思います。ですので、少なくともこれらの「意識」を意識しながら色々なことに取り組めれば、と考えております。