経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

面接での心得

私は都合4回転職をしていることは申し上げました。毎回それなりに順調に転職先を見つけられたほうだとは思いますが、当然ながら一社だけ受けてすぐ内定というわけではないので、何度も面接を受けたことになります。言わば「面接の達人」ですね・・・と言う程大した戦果は上げてませんが、昇格試験も含めて数々の面接を経験する中で培った言わば信念のようなものがありますので、今回はそれをお話しようと思います。

その信念とは、「ありのままの自分を見てもらう(自分をよく見せようと思ってはいけない)」ということです。面接官の問いに対しては、的を射た回答を簡潔に行う事は当然として、少ししか関わっていないことをさも自分の力で成し遂げたかのように言う、或いは良く思ってもらうために自分の考えと異なる発言に同調する、といったことは慎むべきだと考えます。私は面接官をやっていたこともあるですが、「あ、この人カッコつけてるな」とか「本当はそんな事思ってなさそうだな」とかはかなりの確率で分かるからです。よしんば、上手いこと騙せて入社したとして、お互いに「そんなはずじゃなかった」となると、双方とも時間とお金の無駄遣いになります。経歴にも傷がつき、会社の評判を落とすことにも繋がりかねません。これは採用する側にも言えます。優秀な人に来てほしいからと言って実際より良い条件で募集をかけたり、都合の悪いことを隠して入社させても、それに気づかれ次第辞められるだけです。

内定をなかなか貰えない時などは苦しいとは思いますが、それでも面接は誠実に受けるべきだと言うのが私の意見です。なお、この姿勢は履歴書や職務経歴書に書く内容も同じです。

私は面接回数が多くなるにつれ、面接の結果がある程度予想つくようになってきました。あ、これはあかんな、面接時間短かった、とか、質問が入り込んでくるようなものじゃなく、早く終わらせたいんやな、とかです。なぜなら、自分が面接官の時そうだからです。

因みに、私が面接官をしていた時に採用不採用を判断する決め手はただ一つ、「この人と一緒に仕事がしたいかどうか」だけでした。

売り手市場のようなので就活生の方は就職先を選び放題かもしれませんが、これから就活が本格化する時期だと思うので、私のこの心得や面接官の心情が就活生にとってひとつの参考になればと思います。