経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

空売り

昨日は権利落ち日ということもあってか、株価は大きく下がりました。私の株式も評価額が△3百万円近く下がりました。因みに、さほど気にはしていないです(やはり下がったね、という印象です)。

ところで、隣の部署に、これを見越して一昨日に空売りを仕掛けた人がいて、昨日の昼に10万円儲かったと言って買い戻して利益確定させている人がいました。

空売りについて簡単に説明すると、本来は自分が持っている株しか売れませんが、株を証券会社から借りて売るということもできます。これを空売りといいます。勿論、売ったあとは買い戻さなければならなく、買い戻した時点で精算となります。その差額が損益になるというわけです(売った時点の株価が買い戻した時点の株価より高ければ利益となります)。この手法の特徴は、値下がり時に儲けることができるところです。高配当銘柄は権利落ち日に大幅に下落することが多く、この手法を用いれば、このタイミングではかなりの高確率で儲けを出すことができると考えられます。

ただし、私はこの手法はあまり好きではなく、使用したことも一度もありません。現在、私が銘柄選定をする際に重要視する項目に「その会社を応援したいと思えるか」という点があります。私は基本的に前向きな気持ちで株式取引を行っており、一度購入すると基本的に長く持つようにしています。空売りは、言わばそれとは真逆の思考に基づいた取引行為と私は考えています。配当益(インカムゲイン)よりも売買益(キャピタルゲイン)にこだわっていた以前でも、空売りには手を出しませんでした。

これは人の考え方やこだわりに基づくことなので、どっちが良い悪いということではないのですが、私は、どうせなら他の株主と一緒に喜べれば、と思う次第です。