経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

RPG(ロールプレイングゲーム)と経理

今回は今までと少し異なる角度から経理という仕事を眺めてみたいと思います。

以前にも書きました通り、経理マンには色々な意味での「我慢強さ」が求められます。その中には、データをまとめ上げ、正確であることをチェック・分析し、一つの結論を出す、という流れで仕事をするのに必要な我慢強さもあります。

ところで、団塊ジュニア世代である私が子供のころにファミリーコンピューターが流行りましたが、私も例にもれずゲームばっかりしていて親によく怒られたものです。私は数あるジャンルの中でドラゴンクエストに代表されるRPGロールプレイングゲーム)が大好きでした。

経理と何の関係があるのか、と思われるかもしれませんが、私は自分の経理としての土台の一部をこのRPGが作ってくれたと信じております。

敵が何匹が出てきて、味方の何人かとともにそれを倒すのですが、昔のRPGは一度攻撃を指定した敵は変更できず、そのキャラの攻撃の前に別の味方が倒してしまっても倒れた敵に攻撃する形となり、結果空振りで無駄な動きとなる「融通の利かない」仕組みでした。

そこでどうするかというと、敵のヒットポイント(生命力)と味方の打撃力を勘案し、誰と誰でどの敵を倒すと一番効率的か、という組み合わせを敵と遭遇した都度すぐに考えてコマンドを入力する、ということをしておりました。今となっては、この繰り返しが私の数字や計算に対する耐性を高めたのではないか、と考えております。

また、これは仕事の進め方にも影響を及ぼしたと思います。私が新入社員教育をする時に、最初によく言うこととして「料理の順番」の話があります。朝ご飯としてご飯、みそ汁及び卵焼きを作るとなった場合、皆さんはどのような順番で作るでしょうか。私はまずご飯を洗って炊飯器にセットし、次にみそ汁の水にだしを入れ温めながらみそ汁の具を刻み、水に具を投入した後にご飯が炊きあがるタイミングをにらみながら卵を焼きます。そうすれば、実質ご飯を炊く時間で全てが料理でき、かつ全て出来立てホカホカで食べられます(みそ汁は一度冷ましたほうがおいしいとも言いますが・・・)。ここで言いたいことは、仕事を効率的に進める為に順番を間違えるな、ということです。この例と同じで、RPGでも、如何に敵を効率よく、攻撃を受ける前に倒すか、ということを自然と考えながらゲームをしていた、ということが仕事でも良い方向に影響を及ぼしていると考えております。

私の親はテレビゲームは害悪という考え方を持っていたように思います(買うなら自分で働いて買え、と言われて、中学生の時新聞配達をして買いました)が、私はこのような考えをしているため、ゲームを割と肯定的にとらえています(もちろん、ゲームの内容によっては害悪になる可能性がありますし、やりすぎなどは良くないですけど)。皆さんのお考えはどうでしょうか。