経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

日に新たに、日々に新たなり

以前、私の尊敬する経営者として土光敏夫さんの名前を挙げました(私はしがないサラリーマンですので大変僭越ですが)。その土光さんが座右の銘にしていたという言葉がこれです。簡単に言えば「一日一日を大切に」ということだと理解しています。

私は根暗でネガティブな人間なので、昔は少しでも嫌なことや自分にとって良くないこと、失敗したことがある度に「自分なんか駄目だ、自分は運が悪い」等と考えていたものです。そんな自分でも結婚でき、守るものができてからか、考え方が変化しました。

それ以来、私が意識していることは「後悔したくない」ということです。極論を言えば「大失敗したとしても、自分で考えて決断して実行した結果なら後悔しないはずだ。それより、失敗を恐れ実行しなかった結果、後になってやっておけばよかった、と思うことのほうがよっぽど苦しい」ということです。ですので、実行するまでは時間をかけてじっくりじっくり検討し、聞ける範囲で他の方の意見も聞き、気持ちを据えたらあとはできる限りの力で実行する、ということを心掛けて生きてきたつもりです。

それから20年以上、失敗したことは数知れず、先に書きました通り投資でも少なくとも2回は大きな失敗をしておりますし、転職も4回しております。この部分だけ見れば決して成功した生き方とは言えないでしょう。私も「もう少し上手く世の中を渡れたのかもしれない。そうすればもっと良い人生を歩めたのかも」とふと思ってしまうこともあります。しかし、後悔はしておりません。いや、全くないことはなく、「ここはこうすべきだったよね」といったことはしょっちゅうありますが、「しゃあないな、次失敗せんようにしよう」と反省し気持ちを切り替えることができています。

大学受験に失敗したことも記載しました。もうアラフィフ、自分の子供が大学生なのに、こちらは未だに後悔のような感情を持ってしまうことがあります。特にこの時期、予備校の宣伝で「なんで私が〇〇大に」とか書いてあるポスターを見ると、ああ、あの時もう少しちゃんと勉強していれば志望校に行けてたのかな、とか考えてしまいます。このように考えるのは苦しいですし、死ぬまで同じように思い続けるのかもしれません。

子供達には勉強しろとは言っておりません。その代わりに、やりたい習い事はできるだけさせた上で「失敗してもいいけど、後悔だけはするなよ」と言っています。そんなこと言われても今は分からないだろうなと思いつつ、自分と同じような思いをすることは極力少なくしてほしい、と願っています。幸いにして子供たちは今のところ、色々躓きながらも、自分の生きる道を頑張って模索しているように見受けられます。まだまだこれからですがね。

「後悔しないように」という言い方はネガティブかもしれませんが、表題の言葉と相通じるところがあり、自分の考え方は間違っていなかったのでは、と考えられるようになっている今日この頃です。