経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

経理マンと経営企画

仕事上、経理と関係の深い部署はいくつかありますが、私が考える、最も関係が深い部署は「経営企画」だと考えます。会社により名前は若干異なるかもしれませんが、経営企画は、社内的には社長等経営トップの懐刀となり、会社の経営方針を具体的に遂行するために経営層と各部門をつなぐ、違う言い方をすると、経営方針を具体的アクションに落とし込み、各部門と協力して実行していく部門となります。また、対外的には、経営方針を投資家や株主等に分かりやすく説明し、またはそのために社内の意思決定をスムーズに進める役割も担うことが多いと思います(大きい会社では広報・IR(Invester Relations、投資家向け情報提供)部門が別にある会社も多いが、経営企画組織の一部門としている場合もあると思います)。

経営企画は、会社全体のコントロールを担うことが多いため、会社の事業を俯瞰的に理解していること及び、数値が読めることが重要となります。このような点から、経理と親和性が高い仕事となり、結果、経理を経験したことのある人が経営企画を担うことが、私の経験上は極めて多かったです。かく言う私も、複数社で経営企画を経験しており、その仕事のうち、主に子会社管理、M&A(Mergers and Acquisitions、企業合併や買収)及びIR活動等を担っておりました。

経営企画と経理は親和性が高いと申し上げましたが、その一方で、この二つの仕事で全く異なる点もあると考えます。それは、経理は主に法令に沿いながら、決まった時期に決まった資料を作るなど、ルールに則った仕事をすることがメインである一方、経営企画は、法令は順守するものの、その中で、今までしていないことや、新しいルールに基づいてどのようなことができるか、等アイデアや発想力が必要となることが多くなる仕事といえるのではないかと考えております。

振り返ると、経営企画の仕事はプロジェクト的なことも多く、結果がはっきり出るため、「問題なくできて当たり前」の経理の仕事とは異なる厳しさがありましたが、現状を変えようとする私の性格に合っていたのか、印象的な仕事をたくさんできたと考えております。とりわけ、「うまくいったけど失敗した仕事」「だめだったけど成功した仕事」が自分にとって印象に残っています。

何を言ってんだこいつ、と思われるかもしれませんが、具体的な内容はおいおい話をしていければ、と思います。