経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

しせる孔明生ける仲達を走らす

皆さんは三国志はお好きでしょうか?私は中学生の時にゲームをきっかけにハマりまくり、その後若い時の生き方にも多大な影響を及ぼした本になります。授業も聞かずに読みふけりましたね。吉川英治三国志です。なお、きっかけとなったゲームはナムコのものです(その後光栄のもやり尽くしましたが)。

ところで、皆さんはどの国、どのキャラクターのファンでしょうか?私はマイナー好きなので呉の国のファンです。キャラは周瑜が好きなので、孔明は嫌いです(嫁さんは孔明ファン)。因みにプロ野球広島ファンです。広島には縁もゆかりもありません。

さて、ここからが本題の、どうでも良い話です。会社でパソコンにて資料を作っていた時、「資する」と記載しようとして誤って「しせる」と入力してしまいました。すると、予測変換として表題の表示がバッと出てきたのです。真面目な資料を作っていた時にいきなり表題の文字が出てきたので思わず「何やコレ」と笑ってしまいました。周りが何事かと聞いてきたので「資料で〜に資する情報を、みたいな入力をしている時に入力ミスして「しせる」って入れたらこんなん出てきた」と見せました。同僚たちも知らなかったようで、自分で入力してみて「うわっ、ホンマや」とひとしきり盛り上がりましたとさ。

・・・オチがないですね~。三国志を知らない人には全く分からないでしょうし。こんな予測変換、需要あるんか、と思ってしまいますが、まあ、皆さんもやってみてください(と締めくくるしかない)。

適時開示のお仕事でのミス(訂正開示や開示漏れ2)

今回は、開示漏れについて記載したいと思います。

以前いた会社で、私が主導して自社株買いを行ったことがあります。株式持ち合いの解消です。これ自体も、持ち合い先企業との接触に始まり、中々面白かったので、詳細は別で記事にしたいと思いますが、今回は実施した後のことです。

その時取った手法はToSTNet-3という手法で、実施後に東証に結果を適時開示し、ふう、無事終わった、と思っていました。一月ほど経った後、何気なく他社のIRページを見ていると、気になる書類が。ん?自己株式買付状況報告書?何やこの書類、中身は東証に出したのと似てるな~と調べていると、我が社も提出する必要があることに気づきました。要するに、同様の書類を東証金融庁の両方に出さなければいけないということです。決算短信有価証券報告書のように。

提出期限はとうに過ぎており、慌てて証券会社や財務局に確認の上提出する、という失態をやらかしたわけです。なお、提出書類は勿論、社内の開示委員会の承認を得る必要があります。証券会社も教えてくれればいいのに・・・と思ったりもしましたが、提出主体は当然自社株買い実施企業なので、まあ私が悪いんですがね。

似た書類を2つ出す意味あるんか、と思わなくもないですが、何かを実施する時は網羅的によく確認して、という良い教訓になりました。

経理マンと古本屋

何度も言っているようにalagataはケチです。本は基本的に定価で買うことはありません。買う場合はだいたい①図書館で借りて読む、②気に入って持っていたい場合は古本屋で探す(チェーン店を回る)、③ネットで安いものを探す、④それでも見つからない場合は諦めて新品を買う、というプロセスを経ます。

③のほうが品数も豊富だし②のプロセスは無駄なのではないか、と思われる方も多いかもしれませんが、私は②が割と好きで2週に1回ぐらいは車で2~30分ほどの距離にある古本屋に行きます。古本屋の魅力というのは、時々思いがけず欲しいと思っていた本が格安で売っているのに出会える、であったり、何となく立ち読みした本を気に入って集める、等ネットではなかなかない「出会い」があることです。空振りもしょっちゅうですが、それでもこの出会いを期待して通う時間は、お金に余裕が出てきた現在においても無駄だとはあまり思いません。

こんなケチな私ですが、このようにして集めた本は現在3~500冊程度あるでしょうか(私の分だけです)。これでも趣味嗜好の変遷に伴い、何度も入れ替えを行っております。最近はアニメをよく見るようになってから漫画やライトノベルの比率が高くなっております。文庫本であれば、通常の厚さだと1日あれば読み終わりますし、買った本は基本何回か読み返します。ジャンルは偏ってますね。変遷はしておりますが、変わらず持ち続けている本もあり、特に明治~昭和初期の文学や推理小説等が好きです。この辺についてはまた別で記載したいと思います。

少し話はそれましたが、わざわざ古本屋に行く理由はもう一つあります。その道すがらに安くておいしいデザート専門店(皆さんよくご存知の、シなんとかという店)があるからです。この店があるおかげで、古本屋で空振りに終わっても無駄なお出かけにはならなくなります。だいたいお昼ご飯を食べた後に出かけるので、古本屋の帰りがけに3時のおやつと夜のデザートを買って帰ります。休日の楽しみの一つ、ちょっとした贅沢ですね。

ということで、この記事を記載している本日(先週末)も子供の要請により古本屋に行くことになりそうなので、思い立って記事にしてみた次第です。

株主総会の思ひ出4(株主提案3)

前回で株主提案は最後にしようと思ったのですが、やはりこれは書いておきたい、と思ったので、もう一回費やして株主提案について触れたいと思います。

株主提案1で「安定株主の確保と票読み」と記載いたしましたが、ここについてもう少し詳しく書いてみますと、前の会社では、株式を保有している取引先の会社(いわゆる持合い先も含める)に連絡して、議決権行使書の早めの提出を促す、ということをしていました。つまり、インターネット議決権行使だと締め切り(前日ぐらい)まで行使し直すことができ、万一直前に入力間違いにより会社にとって不利な行使をされると困るからです。対象となる議決権数は、大半の株主提案の否決が確実になる過半数にできるだけ近くということになり、そうなると社数は当然ながら膨れ上がり、これに対応する時間も比例的、あるいはそれ以上に増えることになります。会社によってはすぐに対応してくれなかったり、対応すると言っていながら送ってくれなかったりする場合があるからです。こうやって、株主総会準備の忙しい時期の総務部の時間は無駄に浪費されていくことになるのです。

ここからが私が言いたかったことですが、経営者はなぜ株主提案をしてくるようなアクティビストに狙われているかを、もっと本質的な部分から考え理解してほしいと思います。会社というのは継続的な成長を目指すものであり、財務的な観点から言えば稼いだキャッシュ(利益)をもとに借入をしてレバレッジをかけ、更なる成長のために投資する、という行動につながると思います。従って、借入自体は全く悪ではなく、寧ろ無借金経営というのは会社の行動としては理にかなっていない、とも言えます。使うあてが無いのであれば、余裕あるキャッシュを株主に継続的に還元すべきです。一時期に一気に還元すると、特定の株主にその効果が偏ることになるため、継続的に行うことが必要でしょう。

借入をして果敢に成長を目指すわけでもなく、かといって株主還元に積極的になるわけでもなく、現状に安住して「家庭の主婦」みたいに一生懸命お金を貯める(やりくりを工夫するという意味であり、家庭の主婦をバカにしているわけではないので念のため)、このような行動に疑問を投げかけている(つけこまている)だけなのです。そして、そのような会社に限って、株式持ち合いが多い(=経営陣の保身がしやすい)ことが多いです。実際、経営トップに君臨して10年以上、なんて会社が多々あります。

アクティビストに阿りへつらえと言っているわけではありませんが、アクティビストに狙われた会社の経営者は、本来取るべき行動を取らなかったために社員に余計な労力をかけていることに思いを致し、行動変容することを期待します。

従業員サーベイ結果

現在の会社では表題のサーベイを定期的に行っております。私は役職が付いているので、自部門の結果をフィードバックされます。フィードバックには指標も加え、自由記入欄の内容も含まれます。本日の記事は、その内容についてです。

端的に言うと、自由記入欄にて部下から私が名指しで批判された、というものです。その内容は「私は常にイライラしており、人が何か言われているのが聞こえるだけで仕事の効率が落ちる。今後担当範囲が広がることで影響が広がるのが心配」と言うものでした。以前の会社でも言い方については度々指摘を受けましたが、私は端的に言う傾向があり(直言居士と言われたこともあります)、それが一定の人にとっては厳しいと感じるようです。私自身は怒っているつもりはないが、周りから見ていると怒っているように見えることもあるようです。アンケート自体は無記名ですが、記載者の部門は分かるようになっており、記入した人が場合によってはほぼ特定できる為、今回この指摘をした人は誰であるかが私にわかることを厭わず記載したということになります。なかなか勇気がありますね。

しかし、周りに色々確認していると、言い方がキツい傾向があるという意見は複数人から聞かれ、私の直すべきポイントなのだろうなと感じました。直しませんが。というか、今の会社では猫をかぶって、自分の社会人人生上一番柔らかく発言しているつもりなんですがね。

とは言え、このような言われ方をするのは初めてであり、私が周りの仕事効率を落としている存在なら辞めたほうが会社にとっても良いのかな、と思ったりします。或いは、このぐらいのことをいちいち気にするようでは上司としては向いていないと思ったりもします。別にすべての人に好かれたいとは思ってはいないのですがね。上司になるって、本当に面倒くさいですよね。その一番の見返りが収入なのでしょうが、今の私は収入には殆ど興味がないところがまた問題で・・・

ということで、今後のことをなかなか決めきれない中で、何かある度に心揺らしている現在の私でした。

株主総会の思ひ出3(株主提案2)

前回は株主提案そのものについて述べましたが、今回は株主総会自体でも重要な役割となる証券代行についてお話します。

そもそも「証券代行」とは何か、とお思いの方もおられると思いますが、証券代行とは、株式発行した会社が行うべき株式関連事務を代わって行う部隊のことを言います。通常は信託銀行の証券代行がその任を負います(信託銀行に委託します)。皆さんが受け取る投資先からのお手紙は通常この信託銀行が発送しております(封筒を見ればお分かりでしょう)。

株式関連ということもあり、そのカバー範囲は広く、株主総会対応もその中にあり、当然ながら、株主提案も含めた特殊株主対応についても豊富な経験を持っています。

アクティビストが当時所属していた会社の株を買い増している事に気づいていた私は、株主提案リスクについても先んじて証券代行に相談をしておりました。しかし、その時の証券代行の担当者(ベテラン)には、「会社側に接触もなしで提案してくることはないでしょう、そのようなことは経験上ありません」と、会議の場で半ば嘲笑気味に一蹴されました。

しかし、そのアクティビストを研究していた私は不安に思い、別のターゲット企業で3ヶ月早い12月決算会社が株主提案を受けていたことを知っていたので、万が一同じ提案を受けたときにも慌てず対応できるよう、密かに会社側意見案も含めて準備をしておりました。すると、4月中旬、不安が的中、株主提案を受けとった、という結果になったのです。

蜂の巣をつついたような大騒ぎの中、私は準備していた案を出し、それに基づいて対応を進めることになりました。私は面目躍如ですが、証券代行担当者は赤っ恥で、それ以降当社の担当を外れるまで、あまり口を利いてくれなかったような気がします。

・・・何か私の自慢話みたいになってしまいましたが、他社の株主総会の状況や最新のトレンドも知っており、証券代行は通常頼りになる存在と言えるでしょう(信用しすぎるのもいけませんが)。

我が家の近所

今週末は良い天気ですね。昨日は嫁さんと一番下の小学生の子供と一緒に散歩しました。桜は散り始めている一方色様々な種々のお花が咲いており、夏の暑さを想起させるほど歩いていると暑かったですが、少し気分が明るくなりますね。最近は忙しいのに加え体調も崩し気味だったので、散歩をするのは久しぶりで気持ち良かったです。

私達は関西に住んでおりますが、我が家は適度に田舎な場所にあると感じております。すなわち、都会に出ようと思えばそれほど時間がかからず出れる一方、家の周りは田んぼもあったり割と自然が多く、かつ生活インフラも整っており、まあ一言で言えば「割と住みやすい」と感じております。

最寄り駅までは大人の足で徒歩15分ほど、次に近い駅は家から数分のバス停からバスで15分ほどとなります。まあ、駅へのアクセスは良いとは言えないですよね。しかし、家から歩いて数分のところに色々な施設があります。コンビニ、ドラッグストアは勿論、関西では割と有名な激安スーパーがあります。休日のお昼ごはん調達によく使います。

また、食事する場所も結構あります。同じく家から数分のところに某有名餃子店があります。また、焼き肉屋やチェーンの飲み屋もあります。更に、10分弱歩くとショッピングモールがあり、その中にはスーパーやレストランがいくつかあります。普段の週末の夕食は買ってきたものを家で食べることが多いですが、気候の良いときなどは歩いて食事に出かけることもあります。嫁さんもお酒を飲み、従って歩いて行けることが必須になるので、食事の選択肢が多いのは助かります。

その他、家から近いのは低山ですが、山にも近いので歩いて山に登りに行ったり、銭湯も歩いて行ける距離にあったりします。高速道路の入り口も近くにあり、旅行に行くとき場は便利です。

リーマンショック後に買った家なので築10数年経っており、かつ、(まだまだ先ですが)子供が巣立って嫁さんと2人になると広すぎるように感じると思うので、人生の最後まで住めるのかどうか、歳をとるともっと駅に近い便利なところに家を購入すべきか若干悩むところですが、今のところは我が家には非常に満足しております。