経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

資産状況(2024年3月末)

本日は3月末でしたので、3月末の私達の資産状況をまとめてみました。なお、私達は3月末決算で年間管理しておりますので、そのような視点も織り交ぜながらの記載にしたいと思います(あみやき亭より先にまとめられてよかった)。

まずは私達が資金の大半を投入している日本株の概況から。

        日経平均       TOPIX

2024年3月末 40,369.44(+44.0%) 2,768.62(+38.2%)

2023年12月末 33,464.17(+20.6%) 2,366.39(+17.0%)

2023年3月末 28,041.48       2,003.50

全体の状況としては、非常に活況な1年間だったと言えます。特に第4四半期(2024年1~3月期)で年間の上昇の半分以上を占めるという状況でした。2つの指標の差で言うと、日経平均のほうが上がり幅が大きくなっており、ハイテク銘柄や値嵩株等のほうが有利な状況だったと言えるでしょう。

一方、私の資産のうち日本株の上昇率は、年間+40%を超える状況でしたので、ほぼ全体の状況と同じと言ってよいでしょう。ただし、第4四半期だけを見れば、+10%強となっており、ここにきてパフォーマンスが若干落ちてきたという感触です。私が主に投資しているのが高配当銘柄であるため、東証市場改革の恩恵を年間で享受した、特に昨年の間に享受する分が多かったため、結果的に年間で見ればTOPIXより高いパフォーマンスになった、と分析しております。

次に、資産の10%以上を投入している外債についてですが、為替レートの状況は以下の通りです(私が投資している主要通貨2つのみ)。

        米ドル       豪ドル

2024年3月末 151.35(+14.0%) 98.61(+11.1%)

2023年12月末 141.00(+6.2%)   96.04(+8.2%)

2023年3月末 132.79       88.73

主に外国の政策金利上昇に伴い円安が進行した状況と言えるでしょう。特に第4四半期は、日銀のマイナス金利解除という転換があったにも関わらず円安が進んだ時期となりました。何かあると米ドルと円が独歩高になるという時代は昔のようです。

一方、私の資産は円安進行とほぼ同じ年間+10%強でした。これは債券単価の影響はあまりなかったことを示しているように思います。一般的に政策金利が上がると債券単価は下落する(債券金利は固定されているので、政策金利との差が債券単価に反映される)ものですが、アメリカも2024年央から利下げに転じるとの見方が大半であり、単価は安定の方向のように感じられます。ただし、第4四半期に限って言えば、こちらも円安の割合よりはプラス幅が小さくなっており、パフォーマンス悪化が懸念されます。

残りを構成する現預金残高については、金額は1年前より増加しましたが、資産全体が大幅に増加したため、割合としては減少しました。こちらも比率を一定(金融資産の10%)に維持したいと思っていますが、資産の急激な増加に学校の新年度に伴う出費が重なり、目標未達という状況です。

とは言え、全体としては、2023年度(2023年4月~2024年3月)の結果は非常に良かったと言ってよいでしょう。年間資産増加額としては、一昨年度より昨年度、昨年度より今年度と急激に増加しており、ここ3年で資産が2倍近く増加した結果となりました。

以上がストック(残高)に関する状況ですが、私が重要視しているフロー(収入)に関しては、税後ベースで1年間で約+70万円/年の増加となりました。一見良いように見えますが、株価の上昇が主要因としての資産増加により利回り的には悪化しており、こちらも戦略を練り直す必要があるかもしれません。ただし、増配を発表している銘柄もそれなりに多く、株価の上昇のほうが急激すぎたとも考えられ、現状は銘柄の入れ替えを行う予定はありません。まずは労働収入+配当収入により現預金の厚みを増やし、来るべき株価下落局面に備えるのが基本戦略のように感じています。

今後はどうなるのか誰にも分かりませんが、私としては現状を維持しながら、無理をせずチャンスがあれば余裕資金で躊躇なく攻めていくことでフローの更なる充実を図り、より安心な早期退職に結び付けたいと思っています。