経理マンでもFIREしたい

〜とあるアラフィフ経理マンの早期退職を目指す日常〜

株主総会の思ひ出1(沼に水が貯まる)

いよいよ3月決算会社の決算発表〜株主総会シーズンが始まります。これからは、株主総会に関わる経験談を何回かに分けて記載していきたいと思います。

まず最初は、株主総会後に行う株主懇談会です(早速株主総会とちゃうことやん!とのツッコミはご勘弁を)。

前の会社は、コロナ前には株主総会の後に株主懇親会というものを開催していました。円卓をいくつか用意し、各テーブルに社員を数人配置し、お菓子と飲み物を用意し、前半は事業や製品のプレゼン、後半は個別テーブルで質疑応答という流れでした。私もその配置社員に駆り出され、株主対応をさせられたことがありました。

私が応対したのは、齢70〜80代と思われる老夫婦でした。質疑応答タイムはおおよそ40分程あるのですが、その間ずっと質問ではなくその老夫婦のお金持ち自慢話を聞かされました。相続税がかからないように子や孫に資産を分けていっても、「沼に水が貯まるように」資産が増えていく、というおじいさんの自慢話を延々と聞かされました。話しながら時々お菓子を食べるのですが、その手は震えて口からはお菓子がポロポロと溢れる・・・そんな光景を見させられ、いたたまれない気分になりながら、すごいですね、是非当社株を買い増してくださいよ、とかお追従を述べていました。

その頃は株主総会出席者にはQUOカード(500円だったと思う、つまり夫婦で1,000円)を配っていたので、それが目的だったのでしょうし、株主懇親会が終わって帰るときに余ったお菓子や飲み物は持って帰っていただいて結構ですと言ったら、二人がかりで根こそぎ持って帰りました。沼に水が貯まっている人のやることか、と思ったのは言うまでもありませんよね。

時は流れ、私も多少は「沼に水が貯まる」ようになってきた今、上記のことを自戒的に思い出しております。しかし「沼に水が貯まるように」って何?